人が自立的に動き成果をあげる仕組みづくり 竹内美紀のブログ

トランプ関税が問い直す、経営者のための「信頼」と「ぶれない軸」

No.2272,771

米中、双方の追加関税115%引き下げで合意 共同声明発表
日経新聞

↑ WBSより

この数字の扱い方は
まるで、子どもの喧嘩のようです。

小学生の頃。
男の子がやけにぶってくるので
「1億8,400万5,001回ね。」などと
桁をあげて遊んでいたのを
覚えています。

その分仕返しするからね・・・
みたいに。

~*~*~*~*~*~*~*~*

ITに詳しくない中小企業に寄り添う
竹内美紀です。

2つの講座とノート1枚
欲しい結果を手に入れる方法を
お伝えしています

当社の解説(7分)↓

~*~*~*~*~*~*~*~*

今回のトランプ大統領の
関税への対応は

なによりも
信頼を失うものになったように
感じます。

長い間築いてきた信頼関係を
中国だけならともかく

日本を始めとする同盟国と
言われている国へも発動しました。

まるで、交渉のテーブルで
感情的な要求を突きつけるかのような、
あるいはルールよりも自己の利益を
最優先するかのような姿勢は、

国際社会において「予見可能性」を
著しく低下させました。

予見可能性とは
何が起こるかを事前に知り対応を
検討すること。

今回の関税措置は、
いきなり感が強く、急に将来が
見えなくなりましたね。

各社、事業計画の変更を
発表したりもしています。

経営者にとって、
将来を予測し、リスクを管理する上で
「予見可能性」は何よりも重要です。

それが失われたことは、
事業計画の立案を困難にし、
新たな投資を躊躇させる
大きな要因となりました。

このような状況から
私たち経営者は
何を学ぶべきか。

考えてみました。

  1. 「信頼」の価値の再認識:
    国家間の、あるいは企業間の信頼は、単なる友好関係ではありません。それは、契約の遵守、ルールの尊重、そして困難な状況下でも協力し合える関係性の基盤です。この信頼が失われるとき、取引コストは上昇し、新たなリスクが生まれ、ビジネスの機会は閉ざされます。真の「信頼」を築き、維持することが、いかに企業のレジリエンス(回復力)を高めるかを、改めて考える必要があります。
  2. サプライチェーンの脆弱性への対処:
    特定の国に過度に依存したサプライチェーンは、政治的なリスクに極めて脆弱であることが露呈しました。コスト効率だけでなく、地政学的なリスク分散を含めたサプライチェーンの見直しや多角化は、待ったなしの経営課題です。
  3. 変化への「適応力」と「俊敏性」の強化:
    予測困難な時代においては、強固な計画だけでなく、変化に素早く適応し、臨機応変に対応できる組織の俊敏性が不可欠です。不確実性を前提とした事業計画の策定や、リスク発生時の代替策を複数用意しておくなどの備えが重要になります。
  4. 情報収集と分析の重要性:
    国際政治や通商政策の動向は、自社のビジネスに直接的な影響を与えます。断片的な情報に惑わされず、信頼できる筋からの情報を継続的に収集し、その本質を見抜く分析力が、これからの経営者には一層求められます。

かつての世界の常識が揺らぎ、
まるでゲームのルールが
突然変わるかのような事態は、

私たち経営者にとって
大きな試練であると同時に、
自社の真の強さや弱さを
浮き彫りにする機会でもあります。

感情的な動きに翻弄されることなく、
冷静に状況を分析し、
信頼関係の構築に努める。

そして不確実性を乗り越えるための戦略を
練り上げること。

これこそが、大事だと思うのです。

こんなときこそ
「軸をぶらさず、じたばたせず
しっかりと地に足をつけて
やれることをやっていく」

トヨタの社長も言っています。

ぶれない軸・・・
理念ですね。

苦しいときこそ
自分の理念に立ち返り
コツコツ、いつも通りに
進めていきましょうね。

想いが伝わり、成果があがる
そんな仕組みを作るお手伝いをさせてください。

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